結婚する際の結納に関する体験談

およそ28年前のことになります。母が入院中でしたので、その代わりに祖母や国会議員のご夫妻や夫の両親にお世話になりました。広島で結婚式をするためにホテルで結納もあげました。祖母に作ってもらった新しい着物を着て、参列いたしました。祖母も着物だったと思います。あまり緊張しなかったような気がします。さくら茶をいただきながら、仲人のたぶん奥様だけだったと思います。議員先生には結婚式に来ていただきました。父と祖母と夫の両親と私達と計7人で結納をしました。
12月2日が結婚式でしたので、1カ月前ぐらいだったと思います。出会って半年ほどで結婚しました。
あれから28年ほど経つわけですが、その頃に参加した人は、私達夫婦だけになりました。議員先生は90才を超えてお元気です。今も、年賀状を筆で書かれて送ってくださいます。奥様のお通夜に行きましたが、お元気でした。まさか、奥さまの方がお元気なように思っておりましたが、人の定めはわかりません。一日一日を大事に過ごさなければいけないと思います。奥様には、何度もお会いしました。強度の料理が乗った冊子をいただいたり、お家に伺うと気さくに声をかけていただいた日のことがありありと目に浮かびます。広島のお宅にも結納の後だったかその6人でお伺いしました。
現在は、こういう結納のようなこともしないのかもわかりません。しかし、今おぼろげな記憶を頼りに思い出してみると、色々な方にお世話になって今があるのだということがわかります。

私も、年齢がだんだんとその頃の親たちの年齢に近づいてきました。今から、自分たちの子供たちも結納があるのかはわかりませんが、人に聞くと今でも地域によってはきちんとそういうことからするところもあるようです。そういうことを考えると、今のやり方もあり、昔ながらのやり方も継承するということもあるのかもわかりません。また、自分が今になってその広島での結納などを振り返ると色々考えさせられることもあるので、良い体験になっていると思います。